機能美の追求・・・余計な装飾を取り除いていく事で、本来あるべき造形が表出する。
1919年に絵画や建築など多様な造形分野から、神秘主義や表現主義など異なる思想や観点を持った芸術家を講師として迎え、「デザイン」という概念の礎を創ったドイツの造形大学。多面的多層構造の教育システムの構築が、「造形」をシンプルな機能美へと昇華させていった。
「全ての造形活動の最終目標は建築である」というヴィジョンは、近代建築の根幹として脈々と受け継がれている。現在でも世界中の大学では、バウハウスの思想が建築学のベースとして学ばれている。
創設者はヴィクター・グロピウス(写真)