家を建てると必要なモノ…そう保険です。
火災保険も中身を見ると補償範囲に大きな差があります。基本的な考え方としては、もし火災が発生し全焼した際に同等のものを再建できる様に掛けるわけです。家財を付帯する場合も同じで、災害で使えなくなった家電などを買い換える費用を補うものです。建物本体の他、物置やウッドデッキなども対象になります。
費用はピンキリですが、御自身の住宅がどういった地形に立地していてどんな災害の可能性があるのか調べて見るのが大切です。例えば川の近くなら洪水の可能性や、山沿いなら土砂崩れ、突風の多い地域もあるでしょう。近年では水捌けの悪い都市などでもゲリラ豪雨による水害が多発しています。過去にそのエリアでどんな災害があったか聞いてみるのも良いでしょう。
自分の住むエリアで起こる可能性が極めて低いモノを、対象から外すことで保険費用を抑える事が可能です。国や自治体発表のハザードマップもきちんと確認しましょう。
家財については災害で全てが無くなった際に、最低限必要なモノを買い揃える費用程度の金額を掛けておけば充分だと私は考えます。事前申請が必要な宝飾品などはハッキリ言って生活再建に必要の無いものです。
私の住む福岡でも、数年前に朝倉エリアで震災がありました。大学時代の友人が住む岡山の真備でも。北海道や東北、大阪、熊本でもありましたね。実際被災した人達は一様に皆、元の生活に戻りたいと願います。そして失って辛いのは写真や思い出の品だと仰る方が多いです。つまりブランド品や宝飾品を、実際に被災した時に取り返したいなどと思うでしょうか?家族の命、そして再建、思い出への郷愁などで実際は一杯一杯だと思います。
失火責任法に対する備えとして、火災保険は当然必須です。最近の天災の多さを鑑みれば風水害や地震に対する備えも必要です。家屋の再建に必要な費用(評価額)が、被災した際に支払われる最大限度額になります。なので必ず評価額と同額で数社見積もりを取り、その中から費用対効果の高いプランを選ぶこととなります。
勘違いしやすいのは火災保険のカバー範囲です。実は地震による火災はカバーされません。近年地震は日本中で頻発しています。地震による火災は念頭に入れておく必要があります。必ず地震保険も加入しておきましょう(※普通は火災保険とセットで入ります)。補償される額は火災保険の3割〜5割なので再建できる全額ではありませんが、当面困らない為には充分な補償でしょう。
銀行や建設会社から紹介される保険もあるでしょうが、事前に自分で相場観を持っておくことが重要です。本当に良い条件の保険を紹介してくれる事もありますが、キックバックを受け取る為に割高な保険を紹介されるケースもあります。
新築であれば工事請負契約書を受け取ったら、そこに金額の記載がありますのでまずは複数社に見積もりを!
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