舞台は1962年のパリ。会社を経営するジャン=ルイは妻と素敵なアパルトマンで暮らしている。そんな彼が軍事政権下にあったスペインからフランスへ渡ってきた家政婦達と知り合い、彼女たちの力強い生き方に自分自身を見つめ直す。ルイは一人の家政婦を愛するが、彼女は姿を消す。時が経ち2人は再会するのだが・・・。

1962年だからアルジェリア戦争が終結した頃ですね。資産家の主人公が住む部屋は、クラシカルな猫脚の家具やアカンサスの装飾など所謂「お金持ち」のテンプレのごとき内装です。しかしよく見ると中東的な絨毯があったり、落ち着いたトーンの中にうまく差し色を使ったり実は良い部屋です。

近年ボーホーやエクレクティックなどが人気ですが、この映画の部屋もさりげないミックスが自然で全く違和感を感じません。

西欧のアンティーク家具が好きな方は、家具の取り合わせや壁の色、装飾品の飾り方など参考になると思います。

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